1985-06-06 第102回国会 参議院 商工委員会 第19号
そうすると、従来の説明は、そしてまたきょうも平河局長の答弁では、ガス発生箇 所が密閉箇所あるいはガス抜きボーリング座、これは午前中も同僚委員がやりとりあったところでありますが、単純な岩石坑道ではなくて沿層坑道的な部分もあり、そしてガスの発生箇所が、その炭層から直接八片連坑道内に湧出した可能性も当然出てくるんですが、この点は調査の対象としてお調べになっていますか。
そうすると、従来の説明は、そしてまたきょうも平河局長の答弁では、ガス発生箇 所が密閉箇所あるいはガス抜きボーリング座、これは午前中も同僚委員がやりとりあったところでありますが、単純な岩石坑道ではなくて沿層坑道的な部分もあり、そしてガスの発生箇所が、その炭層から直接八片連坑道内に湧出した可能性も当然出てくるんですが、この点は調査の対象としてお調べになっていますか。
ところが、我が党の調査では、それは単純な岩石坑道ではなしに、一部に炭層、石炭層ですね、これを露出させている沿層坑道的な部分もあることがわかったんでありますが、事実はどうでしょうか。
我が国では主に沿層坑道で発生しておりますが、昭和二十四年の鉱山保安法施行以後、重大災害、死亡者三人以上または罹災者五人以上を重大災害と言っておりますけれども、この原因となりましたガス突出災害は三十八件ありまして、死亡者二百五十七名となっております。
なぜならば、ガスにかかわる爆発箇所は、一つは沿層坑道の掘進現場か、もう一つはそれとも今申した切り羽しかないわけであります。ところが、掘進現場では死亡者の方はいらっしゃいません、どなたも亡くなっていらっしゃらない。他方、発破保安要員の方が八片上段払いでは御不幸にも亡くなっていらっしゃる。
これは、あの大災害の苦い経験を踏まえ、先行ガス抜きに力を入れ、この上に立って沿層坑道の掘進を行うという考えに立っているからだと判断をいたします。つまり、切り羽の進行速度が沿層掘進のスピードに制約されているわけであります。私たちとしても、これに反対する何物もないわけでありますが、閉山前の夕張新炭鉱における生産不振の原因として、技術面における管理が不備だったことが指摘されるところであります。
それともう一つは、先ほど局長からの説明の中にもございましたが、やはりその坑道が、いまの沿層坑道を掘進していく段階におきまして発破とともに、発破の回数ごとにガスの量がふえていったということ。それから最後の発破、と申しますのは突出の約二時間前でございますが、その発破の後のガスの出方が普通のときとは違っておったようなふうにチャートからは見られるわけでございます。
少なくとも、ある一本のゲート坑道が貫通した、そしてさらに別のゲートなり風坑の沿層坑道を掘るという場合になりますと、一つの経験とか実績が出てまいりますから、それなりに一応の形でできるんだと思うのです。ここの場合には、この沿層は初めての沿層でありますから、そういう点からいっても最大限注意をしなければならないところだということは間違いないと思うのです。
それから、なお沿層坑道の先進ボーリングにつきましては、規定では六本以上ということになっておりますが、これにつきましても十一本だと思いますが、六本以上実施されておることがわかったわけでございます。
切り羽についてはいま言ったように六カ月前に完了してなきゃならないということがあって、沿層坑道の掘進は一カ月前でよろしいというのが私はどうしても腑に落ちない。しかも、沿層坑道というのは着炭だから、つまり炭の中を入っていくわけだから、非常に私は危険なことだと思うのだけれども、そこだけ一カ月でよろしいというのはどういうことなんだろうか。
第四点は、したがってこれは、上段と下段の二段払いの切り羽が設定される地域でありますから、沿層坑道は直接天盤を受けて、天盤は非常にかたくて良好だ、いわば上段に坑道が設定されている、これは常識だと思うのですね。したがって、約三メーター四十は、下に石炭を踏んでいるということになるわけであります。
当該個所は、通気及びガス抜きを目的とした沿層坑道であり、当日は係員一名と鉱員五名が掘進作業に従事しておりました。 二十一時ごろ、突然ガス突出が発生し、さらに後方で別の作業に従事していた鉱員を含め、計八名が突出物による埋没等により罹災しました。 会社は、直ちに救護隊を編成し、罹災者の救出に当たらせる一方、夕張鉱山保安監督署に災害・事故報告を行いました。
当該個所は、通気及びガス抜きを目的とした沿層坑道であり、当日は係員一名と鉱員五名が掘進作業に従事しておりました。 二十一時ごろ、突然ガス突出が発生し、さらに後方で別の作業に従事していた鉱員を含め、計八名が突出物による埋没等により罹災いたしました。 会社は、直ちに救護隊を編成し、罹災者の救出に当たらせる一方、夕張鉱山保安監督署に災害事故報告を行いました。
災害は、五月十一日十二時三十分ごろ、坑口より三千九百二十五メートルの二坑区域N−一マイナス六百メートルレベル南八番層坑道付近で発生したものでありますが、現場は、当鉱の最深部で採炭切り羽造成の準備作業として二カ所の掘進作業、一カ所のボーリング作業及び付帯作業を実施中でありました。
また、第二の御質問でございますが、先ほど私、概略の御説明のときにそこを抜かしまして大変申しわけなかったわけでございますが、このマイナス六百メーター南八番層坑道付近の作業個所といいますのは、次の切り羽をつくるための坑道掘進をやっていたわけでございます。
このときに幸い人災がなかったわけでありますが、この原因としては、主要坑道、沿層坑道に対する消火設備等に対する不十分等もございましたけれども、私は何といっても、この自然発火に伴う災害の決着という問題について会社側が明確に措置をされてなかったのではないか。具体的に申し上げますけれども、このときも同様に山はね等が起きているわけであります。
条件が違います点は、第一には岩層坑道であるということが一つ。
自然発火の要因につきましては、当該坑道が沿層坑道であったために、炭壁内に漏風回路ができて酸化し蓄熱して、発火したものと思われます。 この対策といたしましては、通気の専用坑道の設定方法の改善、たとえば沿層坑道の規制とか沿層部の処理でございます。それからボーリング残孔部の閉塞、自然発火の早期発見、これは集中監視システムの拡充あるいは検査の強化ということでございます。
その他、このような落盤あるいは山はね関係の対策といたしましては、沿層坑道の展開から岩盤坑道の展開への切りかえ、あるいは坑道の鋼枠でございますが、Iビームの強度のより強いものを使用する、枠間を短縮していくというようなことで、坑道支保の強化を図っておる次第でございます。 また、そのほか応力集中を減少させるような採炭計画も実施していく。
いま純粋保安価については原木課長のほうからお話がございましたが、たとえば従来のように、沿層坑道でなくて岩石坑道を切って、そこからガス抜きをするというふうなことがとても大事なことだというふうに存じますので、私たちのほうといたしましても、骨格構造の補助金を本年度から、四〇%から七〇%に補助率を上げまして、岩石を主体といたします骨格構造の整備をするということが、保安を確保するもとでもあり、また生産を確保することでもあるというふうに
地上からのボーリングではなかなかはっきりいたさないという点がございまして、そのために、坑道もあらかじめ岩石坑道を掘りまして、それから沿層坑道を掘って、いわゆる後退式採炭をいたしまして炭層を確認するという形で従来からやってまいったわけでございますが、特に最近になりまして、大きな炭層に近づいたための派生炭層のためではなかろうかというふうに思いますが、そういうふうにいたしまして、上の片盤と下の片盤で確認をいたしておりましても
また、当時坑内巡回中の係員が、マイナス三五〇レベルの沿層坑道で四名の鉱員が倒れているのを発見するとともに、高濃度のガスを検出したことが報告されております。 一方、九時三十五分ころ、救護隊を招集し、救出作業を行ない、現場に入坑していた作業員五十七名のうち、三十七名は自力脱出または救出隊によって救出されたものの、残り三十名は二十日午前十一時三十分までに全員遺体として収容されたのであります。
今回災害の発生したのは登川区域のマイナス四二五レベル東三登川八番一号払いでありまして、六月二十四日から採炭を開始し、約三十二メートル進行しておりましたが、七月十七日午前九時十九分ごろ、登川八番層坑道ガス抜き坑道の担当係員から坑外事務所の砿務副長に対し、誘導無線によって、何ごとか発生したのではないかとの連絡があったので、副長は直ちに各所に対して異常の有無の検査を指示したところ、主要扇風機の電圧に異常を
当時、坑内巡回中の係員は、誘導無線によりまして異常を知り、マイナス三五〇レベル沿層坑道に急行いたしましたところ、四名の鉱員の方が倒れているのを発見いたしますと同時に、係員でございますので、ガスの濃度を検出いたしましたところ、スケールアウトというような高濃度を検出いたしております。